きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆」五條瑛 (文芸社文庫)
『鉱物シリーズ』番外編。短編連作。
主軸はもちろん彼らの物語なんだけど、
韓国の大統領交代、思いやり予算、三菱重工のイージス艦入札等々。
あ、オーストラリアと中国の問題もか。
時事的な事象が端々で描かれていて、考えに沈みそうになること屡。
そしてまさかの人が転勤になっていて、えーー!と。
時間は留まることなく流れているんだと実感する。
昨今のアメリカ政権の変動を作中に反映させる場合、
五條さんはどう描くのか。興味あるなー。読みたいなー。
迷いなく生きる人たちの中で、一人惑う葉山。
だけど、彼の核は固い。
だから、溺れることはないと、信じてる。
まさかの邂逅にきゃーーー!となっての読了。
組織内での異動が気になる人もいるし。
次巻も文庫で出してくれることを願うわ。(個人出版で絶版中)
そしていよいよ本編『パーフェクトクォーツ』に。
積読が減るのは良いことだけど、
シリーズ既刊を読み切ってしまう淋しさがチラッと過る。
ああ、でもずっと続きが出ずにいた期間を思えば、
今こうやって読めていることが奇跡。
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