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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「望郷の道 上」北方謙三(幻冬舎文庫)



商才と求心力に長けた男が道を切り開いていく様には心が躍り、
腹を括った女のカッコよさに惚れ惚れする。
堅実であり、豪胆な男、正太。
粋であり、愛情深い女、瑠瑋。
彼らが共に歩む人生は、実に波乱に満ちたものであると同時に、
生命力にあ満ち溢れたものであるように思う。
商流と時流を読み、細かいことにも目を配って商売を軌道に乗せていく正太の姿には、
社会人として見習うことがたくさんある。
人は人を呼ぶ。
正太も瑠瑋も、生き様でそのことを示している。
明治の経済勃興期。
日本を出て台湾へ渡らざるを得なかった彼らの運命は?
わくわくしながら次巻へ。

北方の曽祖父の物語だったんですね~。
上巻を読み終えて始めて知りました
感慨ひとしお。

内容(「BOOK」データベースより)

時は明治、日本経済勃興期。小添正太は、己の才覚と度胸を武器に真っ直ぐ生きていた。藤瑠〓(い)は、悲壮な覚悟で家業の賭場を守っていた。二人が出会った時、波瀾万丈な運命の扉が開く。婿養子に入った正太は、商才を発揮し稼業を拡大。だが、その隆盛を妬む者達の陰謀が二人を窮地に陥れる。愛する家族を守るため、正太はある決意を固めるが…。

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