一方を守るために胸の内に封じてしまった真実は、
その真実を知らされなかったが故にもう一方をひどく傷つける。
陽世の両親が長年抱えてきた気持ちを思うと本当にやるせない。
和尚、グッジョブ。
犯した罪をまっとうに裁くために、
個々の話に耳を傾け、事実を一つ一つ拾い集めて検証していく佐方の姿勢は
検事としてゆるぎなく、どこまでも正しい。
だからこそ、のちに彼が何を思って弁護士に転身したのか。
辞める理由となった検察庁内の不祥事の処理と彼がどう対峙したのかが
とても気になって仕方がない。
いずれ書いてくれることを期待しつつ……次巻へ。
PR
COMMENT