きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「楊家将 上巻」北方謙三(PHP文庫)
何故彼らが戦わなければならないのか?
立場が違えば、誰よりも分かりあえたであろう漢たちだと思えるだけに、
愚問と知りつつ、問いかけたくなる。
父楊業の元で結束する楊家の息子たち。
互いを認め合い、足りない部分は補えるようにアドバイスし、
抜きんでたところは心から称賛する。
楊家の男たることに恥じぬように在ろうとする彼らがとても魅力的。
そして、戦場を自由に駆ける白き狼・耶津休哥。
彼の度量の大きさと果敢さが、やっぱり魅力的。
戦い方にそれぞれの性格と才覚が明確に反映されているから、余計に彼らの魅力にのめり込む。
だから辛い。
ドキドキしながら下巻へ。
再読の弊害。
先の展開を知っているから、なんかもう泣けて泣けて仕方なくて。
この巻で泣く要素ってそんなにないはずなのに、
この先の彼らを思って、マジ泣きしたよね。私。
びっくりしたわ。自分に。
『水滸伝』を読まれている方には是非読んでいただきたい。
読まれていない方も是非。
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