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きままに読書★

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「楊家将 下巻」北方謙三 (PHP文庫)



それは、個人の悲願なのか、国の悲願なのか。
どう考えたって前者だ。
配下の将軍を掌握しきれない帝が前線に出て、何故勝てると思うのか?
挙句は味方だったはずの宋軍に潰された楊家軍。
卑怯者が何故そこで生きている?
と、怒りに打ち震えて号泣。
再読なのに何やってんの、私。
そうじゃない。
何度読んでもそこまでのめり込ませる北方の筆力、恐るべし。
戦場を駆けた楊家の男たちの生き様があまりにも峻烈で、潔くて、胸を打つ。
楊業が耶律休哥のよに自由であったら、という思いが過るが、
楊業はそれを望まなかった。
だから、これが彼の運命。

泣き疲れたので『血涙』はちょっとインターバルを置いてから。
改めて読むと、簫太后カッコいいなぁ。
個人的には耶律休哥が大好きだけど、
肩入れするのは勿論楊家です!←この辺複雑な乙女(?)心。
再読だからもうちょっとあっさり読めるかと思ったんだけど、
そんなことは全然なく、作品世界にめり込んでの読了。

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