きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「流塵 神尾シリーズ4」北方謙三 (集英社文庫)
へし折られた翼を取り戻し、生き返った男。
乗り越えるべき壁にぶつかった男。
自らの足で立とうとする、成長著しい少年。
彼らは神尾と出会い、神尾と行動を共にする。
ウイグルからタクラマカンの砂漠を抜け、敦煌へ。
目指した国は、日本。
叶うことなら、四人で。
誰一人欠けることなく四人で。
年若い彼らが成長していく様をみていれば、彼らの未来を希う。
またかよ!とは言ってはいけない。
だけど、言いたくなる。
わかってはいたけど、またかよ、北方!(涙目)
自らの誇りに殉じた彼らに悔いはなかったはず。
流れる塵と共に、やすらかに。
もはや、足手まといとは言わせない、秋月。
キミの本職はなんだっけ?と言いたくなるくらい、いい仕事したよ。
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