きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「消滅のリスト」五條瑛 (小学館文庫)
全世界を巻き込んだ戦争が起こる確率はゼロではない。
ならば、その被害を最小限で収める手段を事前に決めておく必要がある。
誰だって一番に守りたいのは、自分とその周りの人たちの安全。
犠牲を決める「会議」を巡って繰り広げられる情報戦。
関わる理由も意図もそれぞれだけど、
無自覚に役割を与えられて利用されるのはちょっと怖い。
彼女や彼のように与えられた状況からその意図に気づき、考え、自らの意思で行動できる程度の思考力と知識は持ち得ていたい。
持っていて腕が痛くなる重さのボリュームを個性的で魅力的なキャラに引っ張られて一気に読了。
「勝ち負けが決まるまで戦争を続けるにはそれに伴う犠牲が大きすぎる」
声を大にして言いたい。
聞こえないみたいだけど。
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