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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「砂の器〈上〉」松本清張 (新潮文庫)



漂う昭和感がとても心地よい。
頁を捲りながら北へ南へ。
具体的な地名に、
実際自分が旅をしてまわった土地を懐古する楽しさがあった。
旅もまた、時代による交通手段の違いから醸し出されるレトロ感が味わい深い。
……とまぁ、旅本の感想みたいになっておりますが。
ジャンルは所謂推理小説。
手掛りのほとんどない殺人事件の真相に辿りつこうと、
地道な捜査を懸命に続ける今西。
犯人その人よりも「仏のような善人」がなんで殺されたんだろう?
ということの方が、今の所気になるかな。
新進気鋭を気取る若者たちがこの事件とどう係ってくるのか。
わくわくしながら次巻へ。

会社を一歩出たら仕事のことはすべて忘れる!という生活を送っている私には、
今西のように日常のふとしたことから事件のインスピレーションを得たりすることは
絶対にできないんだろうなぁ、と、思ってみました。

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