きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「神々の憂鬱~暁の天使たち2」茅田砂胡(C・NOVELS)
科学技術の発達した世界と、魔法や超常現象の飛び交う世界の見事な融合。
私たちの感覚で「あたりまえの事象」を、別な視点から説明する言葉の巧みなこと。
面白いなぁ、と思う。
リィの育ての親のシルヴィと生みの親のアーサーの会話はとても良かった。
そして、リィからのアーサーに対する抱擁と言葉でアーサーと一緒に涙ぐんだはずなのに……
直後で吹き出してしまうところはさすがです、茅田さん。
「目指せ一般市民」という言葉がどうにも胡散臭い四人組。
確実に逸脱するでしょ?という方向で期待しています。
最後の最後で落とされた爆弾に、ここで来た!とテンションあげつつ次巻へ。
最後の爆弾の落とし方が本当に上手い。
どうしても「つ、続き~~!」と唸ってしまうのは、このシリーズではお約束。
作中でウォルについて言及してくれたのが、とてもとても嬉しかった。
場所が変わってもブレない彼らの在り様が好き。
内容(「BOOK」データベースより)
異世界から来たシェラにとって“この世界”は魔法に満ちていた。科学という“誰にも平等に使える魔法”が、人の代わりに何でもやってくれる。しかしシェラは知っていた。“限られた者たちにしか使えない魔法”の存在を。―魔法惑星ボンジュイの存在を。ついに黄金の太陽リィと銀の月シェラ、そして闇のルウの3人が集う。この世界―宇宙に何が起きるのか
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