きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「神の子 下」薬丸岳(光文社文庫)
人を育て、人を導くのは人。
人生を豊かなものにするのは、仲間や自分い想いを寄せてくれる誰かの存在。
望めば、人は変わることができる。
一人ではどうにもならなくても、誰かと一緒ならば、きっと。
他人を陥れるために自らを偽る人生ってなんなんだろうな?
と、他人事ながら虚しくなる。
町田と雨宮、そして室井の人生は、
幸せを手にした者と、取りこぼした者と、自ら投げ捨てた者と三者三様。
思い通りにはならない人生の中、
為井や楓、そして内藤の一生懸命な頑張りがとても光っていた。
最後の町田の言葉が心にあたたかく響く。
これは青年たちの成長の物語。
「特別な日だから作り慣れてる料理の方がいいんじゃないか?」
これは正論。
でもね。
「特別な日だからちょっと張りきっちゃおうと思って」
この気持ちもとても良くわかる。
イメージ先行で作ってみて、なんか違う??と
首を傾げる羽目になったこともあるけど、
イベント事の為に料理を作るのは、それはそれでとても楽しい。
悦子さんの体調が回復してくれていることを願いながらの読了。
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