きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「迎撃せよ」福田和代 (角川文庫)
日本の平和は薄氷の上の平和なんだよなぁ、ということを、
思い出させられる瞬間がある。
本作読了後もそう。
何事も起こらなければ安泰だし、起こらないに越したことはない。
だけど、ひとたび事が起こってしまったら?
どうやって国を守るの?
そこはもっと真剣に考えるべきだし、法改正は必要だと思う。
気づけば事件の渦中に引きずり込まれた安濃の精神的な変化が小気味よかった。
周囲が全力で手助けしてくれるって、なかなか美味しいお姫様ポジション。←一児の父です・笑。
派手な展開ではないけど、人が事件と対峙するという意味でじっくり読ませてくれた作品。
防衛に関してもだし、
水資源のことも、他国による土地の買収のことも、
突き詰めるとぞわぞわっとしたうすら寒い思いしかこみあげてこないので、
思考シャットアウト……なダメパターン。
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