きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「逃亡者は北へ向かう」柚木裕子(新潮社)
結末は最初から想像できる。
だからって、払拭できるわけがないこのやるせなさ。
彼が思い描いた未来像が胸に刺さる。
ぬくもりを、やさしさを、愛情を少しでも感じて欲しいと思ってしまう。
いや、あの子の存在があったからこその夢だとすれば、
それらの欠片でも彼は手にすることができたのだろうか。
差出人のない手紙が、何かを届けてくれたのではないだろうか。
未曽有の大災害。
生活の基盤を失い、悲しみに打ちひしがれ、立ち上がれないほど疲弊しきっても、
それでも、人々は前に進まなければいけなかった。
生きていかなければいけなかった。
架空の都市名であっても、土地勘があればある程度は位置関係を思い浮かべることができる。
そんな私でも思った。
地図!地図が欲しい!と。
彼らの辿った道を目で確認して距離感がつかめれば、
よりリアルに感じることができたと思うんだよね。
ちょっともったいない。
そしてテリー・ホワイトの『木曜日の子供』を無性に再読したくなりました。
だからって、払拭できるわけがないこのやるせなさ。
彼が思い描いた未来像が胸に刺さる。
ぬくもりを、やさしさを、愛情を少しでも感じて欲しいと思ってしまう。
いや、あの子の存在があったからこその夢だとすれば、
それらの欠片でも彼は手にすることができたのだろうか。
差出人のない手紙が、何かを届けてくれたのではないだろうか。
未曽有の大災害。
生活の基盤を失い、悲しみに打ちひしがれ、立ち上がれないほど疲弊しきっても、
それでも、人々は前に進まなければいけなかった。
生きていかなければいけなかった。
架空の都市名であっても、土地勘があればある程度は位置関係を思い浮かべることができる。
そんな私でも思った。
地図!地図が欲しい!と。
彼らの辿った道を目で確認して距離感がつかめれば、
よりリアルに感じることができたと思うんだよね。
ちょっともったいない。
そしてテリー・ホワイトの『木曜日の子供』を無性に再読したくなりました。
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