きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「隻腕のサスラ―神話の子供たち」榎田尤利 (講談社X文庫―ホワイトハート)
シリーズ二作目。
シティとDエリア。
二つの地区に分かれた世界の仕組みと謎が語られつつ、物語は展開する。
繰り返し見る夢の中ですれ違う彼。
あなたは誰?
夢が夢ではなくなることを、遠い世界から使者と共に訪れた双子が彼女に知らしめる。
目を見開いて現実を見据えろと、記憶を失くした彼女に使者たちが告げる。
使者は彼女に救われし者。
揺さぶられる感情は、生きている証。
憎しみを知りつつも優しさを忘れずにいられるからこそ、強く在れると、
彼らはその身で示してくれている気がする。
立ちはだかるのは、運命。
翻弄されるのではない。
切り開くのだ。未来を。
運命の歯車、というものがあるとするなら、
カチリ、とパーツが嵌って動き出したところで物語は次巻へ。
といったところだろうか。
つまり、ものすごく続きが気になる。
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