きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「DASPA 吉良大介 」榎本憲男(小学館文庫)
エンタメでありつつ、それ以上の含みを持った作品。
ロシアとアメリカの在り様。
ウクライナとベラルーシの国の在り様。
作中で語られることがリアルな世界情勢とオーバーラップして
なんかもう、考えさせられる。
そしてリアル世界の実情を鑑みて唸る。
むー。
「人は信じたいものを信じる」。
うん。納得。
だから「安全神話ではない。安全願望です」という発言が出てくる。
目を背けずに最悪を想定して、それに対する対策を練る。
実はそれは日本人には不得手なこと、とは井沢さんの弁。(逆説の日本史)
自衛のために、とても大事なことだと思う。
あの人、この人、あ、それあの時のこと!と、
見知った人たちや、かつての出来事があちこちにちりばめられていてとても楽しい。
だからこそ。
この作品単体ではお勧めできない。
まずは『真行寺シリーズ』のせめて一作目を。
できれば『インフォデミック』の手前までを読んでから手に取ることをお勧めします。
出版社が違うから、ここまでリンクしてるとは思わなかったわ~。
そして真行寺シリーズの『インフォデミック』と吉良大介シリーズの『コールドウォー』は
同時進行しているらしい。楽しみ~~!
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