きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「R帝国」中村文則(中央公論新社)
読みながらいくつかの作品名が頭を過るが、
これは、現代を生きる人たちへの警鐘も踏まえた中村文則なりのディストピア。
作中で語られる事象に対して何を思い、をどう受け止めるかは私たち次第。
第一部は震えるほど面白かった。
そのまま突入した第二部。
同じような温度で最後まで作品世界に没頭できたら良かったんだけど。
ここ最近の彼の作品での女性に対する描写に辟易していた私は、
ここでもその壁にぶち当たり、我慢の限界を突破したみたい(笑)
ふざけんな、と、蟠りが燻りまくっての残念な読了。
もったいなーい。
数年後に読み返したら違ってくるのかしら?
手持ちの中村作品はあと3冊。
とりあえず買ってしまっているので、
全部を読みきった時点で彼と決別するか読み続けるか判断することにしよう。
彼の描く作品世界は本当に好きなだけにこんな決断を迫られるなんて残念!
あ、でも過去作品に対する愛は変わらない。
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