きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「S20/戦後トウキョウ退魔録」(NOVEL0)
表紙の雰囲気からもっとハードでアクション依りな物語かと勝手に思っていたわけですが。
どちらかと言えばコミカル。
でも、時々印象深い言葉をサクッと放ってくる物語でした。
独立した短編の連作。
それぞれの話に織り込まれた、読み終わった時にああ~!それ!と、
膝を打ちたくなる事象が面白い。
笑うところかどうかは謎だけど
「申す 裏谷 申す 裏谷」で爆笑でした。
(脳内映像は「ハイカラさんが通る」。意味不明でゴメンナサイ)
「人間を捨てるな!この世界に絶望するな!」
戦後を生き抜いて今に繋いだ人たちに、心からのありがとう!を。
昭和20年代のああいう描写を見ると、
どうしても『老犬シリーズ』が頭を過る北方脳(笑)
河童のエピソードは良かった。
内容(「BOOK」データベースより)
時は昭和20年。場所は東京亀戸で。敗戦後の混沌とした日本を生き抜く男が二人。紙芝居屋を営む不器用な男が二人。その名、茶楽呆吉郎と襟之井刀次と申します。不治の呪いに機械仕掛け。二人が掲げる看板は、『不思議問題解決承リマス』
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