きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「楊令伝8 箭激の章」北方謙三 (集英社文庫)
史進が抱いた寂しさを、私も一緒に噛みしめる。
仕方ないよね、と割り切れない寂しさ。
それは、戦場に身を置く限り、どうすることもできない別れだ。
散っていった同志たちの息子たちの活躍が目覚ましいことが救い。
だが、花飛燐は大きな傷をその胸に抱えることになる。
その傷は、彼を戦場で名だたる指揮官たらしめるのに一役買うだろう。
ちょと生意気な花飛燐の成長をとても楽しみにしていたけれども。
そんな哀しみの果てにある強さではなかった。切ないなぁ。
呼延凌にはまっすぐに強くなっていってほしい。
この巻はどうしようもない喪失感に塗れて読了。
そして怒り再び。聞煥章~~~!!
女子として。
奴はどうしても許せない。
この戦いもそろそろ決着かな?
私、童貫も嫌いじゃないので、次巻を読むのが怖いわ~。
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