きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「コールドマウンテン 下巻 」フレイジャー(新潮文庫)
インマンの旅の終着点を見届け、私は疲労困憊。
極限に達する半歩手前でつないできた命。
彼の放浪は過酷ではあったけれども、通りすがった人々の孤独な営みや哀しみの欠片に触れることのできた旅でもある。
だけどやっぱり、彼の旅は彼に容赦がなさ過ぎて。
最後の安堵もするりと手の内を抜け落ちてしまう。
その瞬間、思わず息を呑み、本を閉じてしまった。
エイダがひとりきりではないことが救いではあるけれども。
読後に胸の中に渦巻く熾火で焼かれるような思いをなんと表現すればよいのだろう?
私の混乱の何もかもが著者の筆力の為せる業である。
【ガーディアン必読121-2/1000冊】
読後のこの虚脱感はスタインベックの『怒りの葡萄』を読んだ時に近いかも。
読むのにエネルギーが必要で、とても一気に読むことはできなかった。
表紙に騙されて(?)心構えがなかったなー。
無防備なところにガツンとやられた感じ。(笑)
極限に達する半歩手前でつないできた命。
彼の放浪は過酷ではあったけれども、通りすがった人々の孤独な営みや哀しみの欠片に触れることのできた旅でもある。
だけどやっぱり、彼の旅は彼に容赦がなさ過ぎて。
最後の安堵もするりと手の内を抜け落ちてしまう。
その瞬間、思わず息を呑み、本を閉じてしまった。
エイダがひとりきりではないことが救いではあるけれども。
読後に胸の中に渦巻く熾火で焼かれるような思いをなんと表現すればよいのだろう?
私の混乱の何もかもが著者の筆力の為せる業である。
【ガーディアン必読121-2/1000冊】
読後のこの虚脱感はスタインベックの『怒りの葡萄』を読んだ時に近いかも。
読むのにエネルギーが必要で、とても一気に読むことはできなかった。
表紙に騙されて(?)心構えがなかったなー。
無防備なところにガツンとやられた感じ。(笑)
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