きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「シャイニング (下)」スティーブン・キング (文春文庫)
嫌悪したはずの父親の暴力行為を正当化することは、
即ち、今の自分の在り様を弁護すること。
再起を賭けた雪山での暮らしだったはず。
心の闇に付け込まれたのは彼の弱さ故。
だけど、吞み込まれまいと必死で葛藤していた彼がいたことを知るからこそ、
その結果が残念でならない。
乗り切ってほしかったなぁ。
わが子を守るために満身創痍で戦ったウェンディ。
心に傷を抱えたダニー。
いつか思いっきり笑える日が来るといい。
赤の他人なのに必死で彼らの救出に向かったハローラン。
還暦過ぎた正義の味方はとてつもなくかっこよかった。
最大の脅威は人間であると思っているので、
ゾンビな時点で私的にはないわ~、と思ってしまった敗北感。
そして、閂開けられるくらいファンタジーなら、ボイラーもどうにかできるでしょ?
と一瞬思ったことは内密に。←根本的にホラー向いてない。
【ガーディアン必読105-2/1000冊】
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