きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「悪の法則」コーマック・マッカーシー(早川書房)
法に触れることは最初からやっちゃいけない。
やるならすべての段取りを自分自身で。
裏切りや罠はいたるところに存在する。
小説ではなく、映画脚本。
最初は読みづらさを感じつつ、
簡潔な情景描写に逆にリアルに想像力をかきたてられ、
だんだんドキドキしながらのクライマックス。
読後の第一声は一言。
怖っ!
何が怖いって、やっぱり人間がおっかない。
大なり小なりの暴力性はすべての人間が内在しているものだと思う。
だけど、それを他者へ向けられるかどうかは全然別だ。
欲があってこその悪なのか、そもそっもが悪だから悪なのか。
問いかけたところで、彼女の笑い声がきこえてきそうだ。
昔は凄惨な映画も見られたんだけど。
今は怖くて見られない気がする……。
それにしても。
「首なしライダー」と言われるといまだに私は「銀郎奇怪ファイル」を連想するようです。
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