きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「死線の魔物 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)
「死んだこと」になってる男が
本名名乗って電話するわ、生存申告するわ。
え?大丈夫?と突っ込みたくなるけれども。
そこはザ・B級エンタメ。
気にしなーい。(笑)
と。軽く茶々入れながら読み始めたわけですが。
だんだん真顔になっていく展開。
「死線の魔物」の正体を彼等と一緒に追いつつ、
北朝鮮の内情を改めて突きつけられ、
読み終わってなんだかやるせなくなってしまった。
国の未来を憂いた彼等の、命懸けの抗議。
他にやりようがなかったの?と、問いたくなるけれども。
部外者には問う資格はないんだろうなぁ。
「シリーズを読み進めるかどうかは続刊次第かな」と
一巻を読んだ時のレビューに書いてるけど、
現時点でのリタイアはあり得ないわ~、と言う感じで楽しく読んでいます。
まずは第一部読破が目標☆彡
本名名乗って電話するわ、生存申告するわ。
え?大丈夫?と突っ込みたくなるけれども。
そこはザ・B級エンタメ。
気にしなーい。(笑)
と。軽く茶々入れながら読み始めたわけですが。
だんだん真顔になっていく展開。
「死線の魔物」の正体を彼等と一緒に追いつつ、
北朝鮮の内情を改めて突きつけられ、
読み終わってなんだかやるせなくなってしまった。
国の未来を憂いた彼等の、命懸けの抗議。
他にやりようがなかったの?と、問いたくなるけれども。
部外者には問う資格はないんだろうなぁ。
「シリーズを読み進めるかどうかは続刊次第かな」と
一巻を読んだ時のレビューに書いてるけど、
現時点でのリタイアはあり得ないわ~、と言う感じで楽しく読んでいます。
まずは第一部読破が目標☆彡
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「復興の書店」稲泉連(小学館)
震災から一年足らずの間に被災した各地の方々が、苦難を乗り越えて書店を再開、或いは開店していく様子が描かれている。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。
毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。
毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。
「彩雲国物語五 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川文庫)
それは、たった一人にのみ向けられる想い。
無聊を慰めるために他者の命を奪ってきた彼の、初めて知った恋心。
ああ、ずるいなぁ、と思う。
そんな想いを向けられたら、絆されるにきまってるわ。
朔洵……思った以上にダメージ喰らってるわ、私。
重大なこと作中で色々起きていたけど、
彼に持っていかれてしまった。
闇落ちは回避してもらいたい。
どんな結果になったとしても。
彼にとって秀麗と出会ったことは僥倖だったんだろうなぁ。
震える足で踏ん張りながら、それぞれが己の責務を果たすため、
がんばっている少年・少女たちにはエールを。
そして英姫の毅然とした強さには胸を打たれる。
悪事のレベルがちょっと違うけど、
朔洵に抱いた想いって、青目に抱いた想いと、似ている。
無聊を慰めるために他者の命を奪ってきた彼の、初めて知った恋心。
ああ、ずるいなぁ、と思う。
そんな想いを向けられたら、絆されるにきまってるわ。
朔洵……思った以上にダメージ喰らってるわ、私。
重大なこと作中で色々起きていたけど、
彼に持っていかれてしまった。
闇落ちは回避してもらいたい。
どんな結果になったとしても。
彼にとって秀麗と出会ったことは僥倖だったんだろうなぁ。
震える足で踏ん張りながら、それぞれが己の責務を果たすため、
がんばっている少年・少女たちにはエールを。
そして英姫の毅然とした強さには胸を打たれる。
悪事のレベルがちょっと違うけど、
朔洵に抱いた想いって、青目に抱いた想いと、似ている。
「彩雲国物語四 想いは遥かなる茶都へ」雪乃紗衣(角川文庫)
思っていた以上に血に塗れた過去を背負っていた静蘭と燕青。
いま、こうやって二人が並び立って言いたい放題言い合いながら笑えることに、ただ溜息。
生きていてくれて良かった。
本当に良かった。
ここで謎のヴェールに包まれていた(?)国試の次席合格者、龍蓮の存在が明らかに。
外見に関してはどこぞの信長様を彷彿とさせる奇抜っぷり。
まだ十代の国試合格者ナンバースリーまでが茶州に集い、
先王の治世を支えたおじいちゃんも駆けつけ、
サイコパスな茶州の次男が暗躍し、
いずれ頭角を現すらしい茶州の三男も奮闘し、先の展開が気になる四巻。
ここにきてようやく登場人物の名前をつっかえずに読めるようになった。(笑)
フリガナ付きの登場人物紹介欄を作ってほしかったなぁ。
いま、こうやって二人が並び立って言いたい放題言い合いながら笑えることに、ただ溜息。
生きていてくれて良かった。
本当に良かった。
ここで謎のヴェールに包まれていた(?)国試の次席合格者、龍蓮の存在が明らかに。
外見に関してはどこぞの信長様を彷彿とさせる奇抜っぷり。
まだ十代の国試合格者ナンバースリーまでが茶州に集い、
先王の治世を支えたおじいちゃんも駆けつけ、
サイコパスな茶州の次男が暗躍し、
いずれ頭角を現すらしい茶州の三男も奮闘し、先の展開が気になる四巻。
ここにきてようやく登場人物の名前をつっかえずに読めるようになった。(笑)
フリガナ付きの登場人物紹介欄を作ってほしかったなぁ。
「彩雲国物語二 黄金の約束」雪乃紗衣(角川文庫)
秀麗が将来目指す方向性と、その道を貫く困難が明確になり、
この先彼女の力になってくれるだろう人たちも続々と登場する二巻。
ある意味、本人無自覚の逆ハーレム。←言い方。(笑)
劉輝には報われないままでいて欲しい。
←おもしろいから、と、現時点では青蘭推しだから。
現代社会にも通じる問題も見受けられるところが、深いなぁ、と。
そして、どこの国、どこの世界にも私利私欲のことを最優先でがんばっちゃう施政者がいるのよね、と、昨今の世情を鑑みてため息。
ラストの「おかえり」にちょっと戦慄。
私的にはあり得ないけど、これは吉事?凶事?
私の燕青はこんなクマ男ではない!と、一瞬錯乱(?)しかけましたが。
いやいやいや。
これ、北方水滸伝じゃないから、と別人認識。(笑)
陽気で人当たりの良い(北方)燕青……あ、想像できない。
この先彼女の力になってくれるだろう人たちも続々と登場する二巻。
ある意味、本人無自覚の逆ハーレム。←言い方。(笑)
劉輝には報われないままでいて欲しい。
←おもしろいから、と、現時点では青蘭推しだから。
現代社会にも通じる問題も見受けられるところが、深いなぁ、と。
そして、どこの国、どこの世界にも私利私欲のことを最優先でがんばっちゃう施政者がいるのよね、と、昨今の世情を鑑みてため息。
ラストの「おかえり」にちょっと戦慄。
私的にはあり得ないけど、これは吉事?凶事?
私の燕青はこんなクマ男ではない!と、一瞬錯乱(?)しかけましたが。
いやいやいや。
これ、北方水滸伝じゃないから、と別人認識。(笑)
陽気で人当たりの良い(北方)燕青……あ、想像できない。
「7月のダークライド」ルー・バーニー (ハーパーBOOKS)
それはあなたの為すべきことではない。
何度もそう思った。
どうにかしようと突進すればするほど、
見えてくるのは命の危険。
それも、自分のみならず、協力してくれた知人や、
救いたいと願った当人たちですらも巻き込みかねない危険。
けれども。
彼は見て見ぬふりはできなかった。
虐待の痕の残る子どもたちをそのままにしておくことはできなかった。
救いたい、と、思ってしまった。
彼自身の手で。
と同時に、変わりたかったのかな、とも思う。
彼自身が、今の自分から。
その想いが伝わってくるから。
無茶だと思いつつ、夢をみかけてしまった。彼と同じ、美しい夢を。
登録2400冊目。
ああああ、もう!と、どうにもやるせない読後。
たとえ、どんなルートを辿ったとしても、多分彼は諦めなかったんだろうなぁ。
無茶だ、と思いつつ、彼に寄り添ってしまった。
だからこそ、やるせなさが余計に募る。
ルー・バーニーの刊行された長編は5作品。
未翻訳の長編があと3作品。
全部読みたいので是非翻訳をお願いします。
何度もそう思った。
どうにかしようと突進すればするほど、
見えてくるのは命の危険。
それも、自分のみならず、協力してくれた知人や、
救いたいと願った当人たちですらも巻き込みかねない危険。
けれども。
彼は見て見ぬふりはできなかった。
虐待の痕の残る子どもたちをそのままにしておくことはできなかった。
救いたい、と、思ってしまった。
彼自身の手で。
と同時に、変わりたかったのかな、とも思う。
彼自身が、今の自分から。
その想いが伝わってくるから。
無茶だと思いつつ、夢をみかけてしまった。彼と同じ、美しい夢を。
登録2400冊目。
ああああ、もう!と、どうにもやるせない読後。
たとえ、どんなルートを辿ったとしても、多分彼は諦めなかったんだろうなぁ。
無茶だ、と思いつつ、彼に寄り添ってしまった。
だからこそ、やるせなさが余計に募る。
ルー・バーニーの刊行された長編は5作品。
未翻訳の長編があと3作品。
全部読みたいので是非翻訳をお願いします。
「彩雲国物語一 はじまりの風は紅く」雪乃紗衣(角川文庫)
先入観的なイメージで、きゅるんとした少女小説だと思っていたけれども。
国政、後継ぎ問題、陰謀、忠誠、そして人と人との関わり方等々。
骨格のしっかりした、読み応えのある物語だったお借り本。
めっちゃ面白かった。
若者だけではなく、おじさまやおじいちゃん年代の方々まで
暗躍したりガチで戦っちゃったりしているのも好みで良い。
展開が早いので、続きが気になってあっという間に一気読み。
それにしても……それぞれ事情を抱えた人たちの化けっぷりがすごい。
王宮って怖いわ~。
物語はまだ序章。
これからどんな世界が広がっていくのか。とても楽しみ。
「その人の人生はその人だけのもの。
幸も不幸もその人自身が選ぶもの」
最近ね、会社の制度が変わった場合についての
自分の将来設計についてちょっと考えていたんだけど。
とりあえず当初の予定通り自分のやりたいように突き進んでいいんじゃね?と、
改めて肯定してもらえた気持ちになってみました。
会社の制度が変わっても、私の将来設計は変わらず。(笑)
楽しまないとね。
国政、後継ぎ問題、陰謀、忠誠、そして人と人との関わり方等々。
骨格のしっかりした、読み応えのある物語だったお借り本。
めっちゃ面白かった。
若者だけではなく、おじさまやおじいちゃん年代の方々まで
暗躍したりガチで戦っちゃったりしているのも好みで良い。
展開が早いので、続きが気になってあっという間に一気読み。
それにしても……それぞれ事情を抱えた人たちの化けっぷりがすごい。
王宮って怖いわ~。
物語はまだ序章。
これからどんな世界が広がっていくのか。とても楽しみ。
「その人の人生はその人だけのもの。
幸も不幸もその人自身が選ぶもの」
最近ね、会社の制度が変わった場合についての
自分の将来設計についてちょっと考えていたんだけど。
とりあえず当初の予定通り自分のやりたいように突き進んでいいんじゃね?と、
改めて肯定してもらえた気持ちになってみました。
会社の制度が変わっても、私の将来設計は変わらず。(笑)
楽しまないとね。