きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「アウトフェイス」英田サキ(キャラ文庫)
『ダブル・バインド』外伝。
「名もなき花は」美津香が新藤と葉鳥の二人とどんなふうに係ってきたのかが知れる過去編。
彼女もまた、ままならない想いを抱えていた。
それでも颯爽と生きた彼女は強い。
新藤は最初から葉鳥のことを大事にしていたことが伺えて嬉しくなった。
「アウトフェイス」
葉鳥の覚悟と自覚が改めて問われる話。
”上手に愛せなくてごめん。上手に愛されなくてごめん。でも愛してる”
この台詞、すごく切なかった。
大きな事件を介することにはなってしまったけれども、
結果的には色々吹っ切れて前にすすめた葉鳥。
新藤の深い愛も再確認できて、良かったね。
お幸せに☆
自ら手を汚した葉鳥は後戻りできない状態になったわけだけど、
彼にとってはそれでよかったんだと思う。
これで迷いなく、そして気兼ねなく新藤と同じ道を歩き続けることができる。
内容(「BOOK」データベースより)
極道の一大組織である東誠会三代目を、凶暴な狂犬が狙っている!?会長となった新藤の愛を受け入れ、本宅で暮らし始めた葉鳥。ところが襲名を逆恨みする元舎弟の稗田が、新藤の命を狙うと予告!!「新藤さんに何かあったら殺す」心配で焦燥を募らせる葉鳥は行方を追って奔走するが!?極道の愛を得て成長した葉鳥の覚悟が試される!!若き日の新藤と葉鳥を描く「名もなき花は」も同時収録。
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