構成がうまくて唸る。
というか、読後の余韻が半端ない。
どこまでも想像を巡らせる余地が残っていて、彼らのことを思って想いを飛ばす。
19世紀末から20世紀初頭のイギリスとオカルト現象、ゴーストハンター。そしてWWI。
更にはM/Mの要素まですべてが違和感なく混在し、最初から最後まで読ませる作品。
とてもよかった。
サイモンとロバートの出会い。
関わり合う事件を介しながらの距離の縮め方。
互いを想うが故の苦悩と決断。
サイモンの背負ったものがあまりにも重かったけれども。
立ち向かうロバートの覚悟が胸に刺さった。
本当に外れがなくて、
安心してレーベル買いができるモノクローム・ロマンス文庫♡
既刊未登録はあと2冊。
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