きままに読書★
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「ファイナルカット」水壬楓子 (リンクスロマンス)
わかってた。
わかってたけど、わかりづらいよ、クソオヤジ!←絶大なる褒め言葉。
木佐がいたから野田が飛び込んだ世界。
木佐がいるから、野田が歩みつづけていく世界。
可能性の翼を広げてより大きな世界に飛び立つのではなく、
愛する男が写し撮る世界の中で、男の色に染まって変化を遂げていく。
そういうのも悪くないんだなぁ、と、素直に思える野田の想い。
その可能性を預けられた木佐は
吐露した不安と恐怖に呑まれることなく、
野田と共にさらに大きな存在になっていくんだろうね。
大人げないオヤジが挑発に乗って
箕島を蹴り飛ばすシーンがお気に入り。
水壬さんが楽しく書いているのがものすごーく伝わってきて、
こちらも楽しく読了。
「懐深くて腹黒い、できるオヤジ」私も好き好き。
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