きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~」一穂ミチ (ディアプラス文庫)
喧嘩をしてもすれ違っても。
計の潮に対する絶対の信頼は揺らがない。
それが伝わってくることが心地良い。
どんなことがあっても帰れる場所がある。
素の自分で寛ぐことができる場所がある。
そう思える寄り処があるのって、とてつもない力になる。
一人で抱え込んで頑張って頑張ってきた計が潮の前で弱音を吐くシーンがとても好き。
この人の前では素直になれるのね、という泣きたいような安堵。
だけど、その後のびっくり展開。
戸惑う潮の姿に胸が痛くなるものの、
ぐらついた潮を「浮気だ」と詰る計に爆笑。
ああ、本当に元に戻ってよかったよ。
周囲の人たちが計の頑張りを理解してくれてるのが嬉しい。
仕事で「できない」って言いたくない気持ちはよくわかる。
水面下の頑張りはすべて押し隠して「できましたけど」と涼しい顔をしていたい。
でも「わからない」はちゃんと言う。
「わからない」で進めてしまったら迷惑にしかならないから。
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