きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「叛獄の王子 ~叛獄の王子 (1)~」 (モノクローム・ロマンス文庫)
アキエロスの王子でありながら、腹違いの兄の策略でヴェーレの奴隷となったデイメン。
ヴェーレの王子でありながら、叔父に命を狙われるローレント。
そのローレントの兄をかつての戦いで殺したデイメン。
その事実を(多分)知らずにいるローレント。
この関係性だけでもドキドキするのに、
彼らの間に漂うヒリヒリとした緊張感。
周囲で張り巡らされる陰謀。
湧きあがる憎しみを呑み下し、
決して心を許さぬまま、いつしか、守り守られる関係へ。
怒涛の展開と絡み合う事象にドキドキ感増し増し。
引き込まれて戻ってこれなくなりそうな世界がここにある。
1巻と2巻を手元にそろえて読み始め、完結巻となる3巻は年明けに発売。
読むタイミング的には間違ってなかった。
何故ここに留まるのか。
何故殺さないのか。
何故共に行動するのか。
時々ある、え?何で?と、問いたくなる
唐突に情に絆されたような展開にはならない心理描写がいい。
続がとても楽しみ。
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