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きままに読書★

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「杉原千畝: 情報に賭けた外交官」白石仁章 (新潮文庫)




『六千人の命のビザ 』を読んでから本書。
もしくは映画『杉原千畝』を観てから本書。
その流れでいった方が、より杉原千畝を理解できるのでは?と思いました。
一般的な読み物、というよりも、学術書に近いかな?
終始一貫して杉原千畝を研究してきた著者の視点で綴られているので、
ノンフィクションと言いつつ、随所に彼の主観が入ってくるのが、
個人的にはうるさかった。
大戦時の異国の地で自らの肩にのしかかる責任の重さと大きさは、
地球上のどこにいても簡単に連絡の取れる今とは計り知れない程違うだろう。
そんな状況下で自らの判断で「命のヴィザ」を出しつづけた杉原。
何故彼はそれを成しうることができたのか?
それを知るには適した書ではあると思う。



時代を知ること。
現状を知ること。
情報を知ること。
それを活かすこと。
その大切さはヒシヒシと伝わってくる。
そして、自分は日本の歴史についての基礎知識がスカスカだなぁ、とも改めて。

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