きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「堕天使の背骨」鳩村衣杏 (ゲンキノベルズ)
出逢った歳は5歳と8歳。
9年かけて胸の内で育みつづけた想い。
幸福に溺れたのはほんの一時。
唐突に引き離され、一切の連絡を断ったまま流れた時は17年。
再会を果たした瞬間から彼らの運命は大きく動き出す。
何が凄いって、17年間相手に対する想いが揺らがなかったことと、
相手の自分に対する想いを疑いもしなかったことが凄い。
真実を告げることができなかったからこそ、拗れに拗れた想い。
斜め読みしたエロ描写から引き継いだお仕事BL描写がとても面白かった。
そこから一転してのジェットコースター展開。
最後までドキドキだったわ。
第一印象はお互いがお互いを天使だと思った二人。
視覚的に納得させる最終頁のイラストが素晴らしい。
そして、おっしゃる通り、前作とのリンクがお見事。
『007』シリーズがシリーズなのに出版社がバラバラなのも
この作品を読めば納得!とおっしゃっていた読友さんの言葉で
手にした作品でしたが、とても興味深く読みました。
楽しかった。
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