きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「淫猥なランプ」中原一也 (シャレード文庫)
しっとりとした雰囲気の漂う淫靡な千夜一夜物語。
……ではなく。
昭和臭漂うリーサルウエポンなおっさんランプの精と
純朴で無害だけどちょっと訳ありなサラリーマンと
成長途中のちみっこランプの精の物語でした。
ちみっこ可愛い。
掴みは相当なアホエロだったけど、
根底にあった諸事情はどシリアス。
平和な日本のワンルームマンションから
北アフリカの紛争地帯へ飛び、ど迫力な展開へ。
エンタメ要素盛りだくさん。
でも際立ったのは匡の無欲さと働くことに重きを置く姿勢。
そしてスパイシーチョリソーはホットじゃなくヒリヒリしそうだから
例えとしてはよろしくないと思う。
歩いていたら「無料で姓名判断してあげるよ」と怪しい勧誘をされたこと
私もあったなー。
話を聞きながらハンコを売りつけたいんだな、というのは透けて見え、
その時点で私の勝ち(笑)
同じく「無料診断」で石を売りつけたいんだなーと言う占い師の
不安を煽るような言い分に悉く言い返してたら追い出されました(爆笑)
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