きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「疵 スキャンダル 2」かわい有美子 (B-PRINCE文庫)
それを裏切りと言い切ってしまったら
桐原の立つ瀬もなくなってしまう気もするけど。
まぁ、司馬が憤るのもわからなくもない。
人と人。
一対一で係わりを持ち続ければ何らかの情は湧く。
どん底の自分を全て晒して司馬に縋った桐原と、
思いがけずその桐原を受け止めてしまった司馬。
桐原を放っておけない司馬が、なんだかいい人に思えてきたわ。
自分の実力だけでのし上がっていくことが難しい世界で目指す出世は
代償が大きすぎて私は価値を見いだせない。
でも、桐原にはもう「それしかない」んだろうなぁ、と思うといたたまれない。
司馬の口から出てきた「次」の言葉に安堵する。
「今回」を許された証だから。→
で、結局この二人どうなるの?と、思わず最終巻に手を伸ばしたくなる衝動は久々。
知りたい。
とても知りたいけど、ここはぐっと我慢ですよ~~!と言い聞かせて3巻へ。
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