きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「花降る王子の婚礼」尾上与一 (キャラ文庫)
それぞれが国の存亡を、そして自らの命をかけるほどの大きな秘密を抱えて迎えた
婚礼の儀。
偽りだらけの婚姻の中に滲む精一杯の誠意。
リディルの抱えた覚悟と悲壮感。
グシオンの抱えた孤独と絶望。
歩み寄りとすれ違いの果てにたどり着いた真実の愛。
綺麗で濁りのない彼らの想いが胸に染みて、涙が零れる。
己の主に懸命に使える側近たちの姿も人間味溢れて微笑ましい。
そしてフクロウがとても可愛い。
幸せな想いに呼応するように指先から零れ落ちる色とりどりの花。
素敵だね。
どこまでもきれいでやさしい物語。
とても良かった。
隣の席の部長がフクロウを飼おうとして、数日間のトライアルにチャレンジ。
先住の飼い猫と折り合いがつかず、夜中の大運動会に発展し、
奥様が一日で根をあげた話を思い出しました。
「今すぐ返してきてって菓子折り渡されてさー。わかりましたっていう以外なかった」
部長は未練たらたら(笑)
個人的にイド×カルカありだと思うんだけどなー。
お互いにツンツンしながら距離を近づけていってもらいたい。
わー、とても楽しそう。
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