きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「許可証をください 1」烏城あきら(シャレード文庫)
見どころは色々あるけれども。
工場の製造部と品証部の二人が、
お互いに日誌に書き込んだ文字を目で追いながら
二年前から交流していたことに気付いたシーンに年甲斐もなくドキドキしました。
こういう恋愛、素敵っ、素敵!
言葉より身体!な前原はガッツリ肉食系だけど、
阿久津も戦える草食系だからよし。
何より、身体と知恵を駆使して真摯に働いている彼らの姿からは、
自分も頑張ろう!という元気がもらえました。
男同士であることにとまどいながらも、阿久津がちゃんと向き合っていく感じがとてもよかった。
まぁ、逃げ道塞がれてましたけど(笑)
「迷わず自分から応えた瞬間に-----本当の夜が始まった」
このフレーズがとても素敵に響いて、何度も何度も反芻しました。
「泣いたり笑ったりしながら、懸命に働いてる」というのにはとっても同意。
組織に組み込まれた中で手掛ける仕事は、思い通りになんて絶対にならないわけで、
そういうのイロイロ煩悶しながらも「機嫌よく」働こう!と。
初読み作家さん。
シリーズ買い決定です。
内容(「BOOK」データベースより)
中小化学薬品製造業・喜美津化学の品証部に勤務する阿久津弘は初の四大理系卒のホープとして期待されている身。そんな弘が社命でフォークリフトの免許を取ることに。慣れない乗り物の操作に難儀する中、指導係として遣わされてきたのは製造部の若頭・前原健一郎。弘と同い年であるにもかかわらず同僚からの信頼も厚く、独特の迫力と風格を持ったこの男に、弘はとある出来事がきっかけで苦手意識を持っていたのだが、意外にも前原の方は―。それなりに平和な工場ライフを送っていた弘を襲う前代未聞の“男×男”関係、ガテン系濃密ラブ。
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