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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ヴァムピール・アリトス 丘の上の愚者」榎田尤利 (角川ビーンズ文庫)



ラノベ感覚でサラッと読める話かと思ったら、
会話は軽妙なれども扱ってるテーマは重くて真摯。
「作り上げた自分」を演じる優人の高校生活に、
突如乱入してきた吸血鬼、アリトス。
ファンタジックな存在だけれども、
突き付けてくるものは胸に刺さる現実問題。
人は、生まれてきたからには必ず死ぬ。
北方の生死感も一貫してるけど、
榎田さんの生死感も一貫してる。
息苦しい日常の中で生きていくことの大変さを思う一方で、
自分と肩を並べてくれる友だちの存在の心強さを実感する。
そしておばあさまの優しさと懐の広さがじわっと染みる。


私の中での永遠のダンピールはD。
途中で読むのをやめてしまったシリーズではあるけど、
ダンピールと言えば『ヴァンパイアハンターD』。
手元にある分だけでも読み返したくなるわ。



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