きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ダイヤモンドの海」リンダ・ハワード(MIRA文庫)
星空の美しい夜に、海で瀕死の男・ケルに出会ったレイチェル。
彼を匿ったレイチェルの思慮深くて理知的な行動は、
彼女自身の過去の経験からくるものだった。
彼女の抱える過去がとても哀しい。
でも、その過去を乗り越えて恋をすることができるのは素敵なこと。
レイチェルの献身的な看護を受けながら、次第に彼女に惹かれていくケル。
だが、ケルもまた、自らの心を傷つける過去を持ちっていた。
その過去の経験からレイチェルを傷つけたくない一心で、
彼女に対する想いを封じようとするけれども。
レイチェルだからこそ、ケルと共に歩んでいける。
それに気付けて良かったね、ケル(笑)
ジェーンとグラントのその後が垣間見れたのが良かった。
それにしても、ジェーンが絡むとなんて賑やかになるんだろう(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
海岸で砕ける波がダイヤモンドのように輝く小さな湾は、レイチェルが住む古い屋敷を優しく包み込んでいる。都会で取材記者として働き、危険と隣り合わせだった日々が、今はもう遠い昔に思える。非業の死を遂げた夫の顔も、おぼろになりつつあった。そんな平穏で静かな生活に、ある夏の暑い夜、思いがけない同居人が加わった。星明かりの下を歩いていたレイチェルは、海に漂う人影を見つけ、必死に波をかき分け助けあげた。男は全裸で、肩には銃創が…。人は理由なく撃たれたりしない。犯罪者?麻薬の売人?テロリスト?さまざまな想像が頭を駆けめぐったが、なぜか警察に連絡する気になれず、まるでかくまうように、彼女は一人暮らしの家に彼を運び込んだ。
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