きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「いつもの朝に 上巻」今邑彩(集英社文庫)
ひたひたと迫り来る真実。
それを”悪意”と読み取ったとしても、異論は許さない。
もしも彼が生れてくる子供をその腕に抱くことがあったら、
こんな手記を残しただろうか?
懸命に真実と向き合おうとした子供たち。
彼らは本当のことを知りたかっただけ。
手繰り寄せた糸の先に絡みつかせてしまったのは、
まったく悪意のない爆弾。
どこかで彼らの秘め事を彼女に打ち明けるタイミングさえあったなら、
こんなことにはならなかったのに。
ヨシさんの言葉が私の胸に深く深く突き刺さる。
半泣きになりながら、下巻へ。
彼らの笑顔を奪わないで。
ちっとも冷静な感想かけてない(苦笑)
結末を知っている私は、涙をこらえるのに大変だった。
わ~~、再読ツライ!でもこの作品好きなの。
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