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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ここで死神から残念なお知らせです。」榎田ユウリ (新潮文庫nex)





直前に読んだ『死んでいる』が肉体的な滅びについて書かれているなら、
こちらは精神的な死の認識について書かれていて、とても対照的。
どうしたって感傷的になってしまう。
どの瞬間に死んだとしても、やり残したことってあると思うんだよね。
だから「楽しかった!」という想いの比率が高かったら良いんじゃないかと自分なりに思ってる。
家族間の蟠りはできれば生きている間に解いてもらいたいと思うけど、
それもままならなかったりするのが世の中。
やるせない。
もしも死んだ後に意識が残っているなら、自分のお葬式を見てみたい。
と、何故か最近思うようになった(笑)



おしゃべりな死神。
なんか既視感、と思ったら、北方の「おしゃべりな殺し屋」でした。
叶さん、好きだわー。
本なら読み返せば亡くなった人物に会えるけど、
現実世界でそれは絶対にかなわない。
だから、悔いのないように。

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