きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「すみれ荘ファミリア」凪良ゆう (富士見L文庫)
美寿々の生き方はとても好感が持てる。
彼女の定義した自然体。
しんどいながらも自分が楽に呼吸できる環境って大事。
隼人の人との付き合い方は、納得できる部分と、そうじゃない部分と。
裏表のある人間は、私だったら切り捨てる。
じゃないと、自分が疲れちゃうから。
青子の執着は気持ち悪い。
それは他人に対する愛情じゃなくて、ただの自己愛と自己憐憫。
母になったことのない私は悦実を糾弾することはできないかな?
だけど、彼女の子どもに対する在り方は納得できない。
身に降りかかった理不尽の全てを許した一悟。
虚無の中から漸く立ち上がろうとした央二。
二人のこれからが穏やかでありますように。
引き算どころじゃなく、色々バッサリと切り捨ててしまった私は、
みんなやさしいなぁと思ったり、じれったかったり。
切り捨てるのは簡単なんだよね。
だから、曖昧なまま見ないフリをしてゆるく続けていくスタンスの付き合いが
できる彼らがすごいなぁ、と思います。
まぁ、自分がそうできるかどうかは別(笑)
軽く読める本かと思って読み始めたら、色々考えさせられたお借り本でした。
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