きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「キル・ゾーン3 破壊天使」須賀しのぶ(コバルト文庫)
ラファエルとシドー。
二人の少年の過去が垣間見られる巻。
生い立ちを知ると今の彼らの在り様の裏付けができて、深みが増すね。
個人的にはエイゼンの過去に興味津々。
息詰まるようなジャングルの中での戦い。
所持する武器の差で生死が決まるのは残酷な現実。
でも、それを凌駕しかねない「生き物」の存在は、
物語にどう影響してくるのかしら?
生命の危機に直面しての本能の解放は桁違いに凄まじかった。
その神秘の根本的な謎解きはもう少し先になりそう。
圧倒的不利な状況下で、彼らはこの危機をどう乗り越えるのか?
次巻はエイゼンが表紙なのでとても楽しみ。
後書きでダッハウの強制収容所にチラッと触れていて、
須賀さんの今後の作品につながる素地が垣間見えた気がしました。
史学科って記載があるけど、専攻も西洋史だったのかな?
ぐいぐい引っ張られて読まされる感覚、なんだかデジャヴ……と思ったけど、
『デルフィニア戦記』読んでた時の感覚に近いことに思い当ってみました。
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