きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「サイメシスの迷宮 完璧な死体」アイダサキ (講談社タイガ)
思い出を大切に抱えていくことと、事象を寸分違わず記憶していくことは意味合いが違う。
思い出と共にその時感じたあらゆる感情がリアルに押し寄せるとしたら?
しかもそれが負の感情だったら?
それはとてもしんどい。
超記憶症候群の羽吹とそんな彼とバディを組むことになった神尾の物語。
異常犯罪の真相を紐解いていくと共に、随所で語られる彼らの過去。
この物語そのものが、この巻だけには留まらない、
綿密に練られたプロットで構成されているのだということに気付かされ、興奮マックス。
彼等はこれからもバディとしての距離感を模索しながら、
良いコンビになっていくんだろうなぁ。
続刊、期待します♪
とりあえず自分が女性警察官の身体条件を満たしていないことは理解しました。
宇宙飛行士もダメなんだよね。いや。そもそもお呼びじゃないんですけど(笑)
父親の死の瞬間に立ち会えなかった神尾の悔恨。
イロイロ事情があって、父親の葬儀の時は絶対に泣くまいと意地を通した私。
素直に泣けるまで一年かかったことをちょっと思い出してみました。
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