きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ダチョウは軽車両に該当します」似鳥鶏(文春文庫)
マラソン大会のコースを逆走するダチョウ。
ありえない状況から明るみに出た事件は、
あまりの身勝手さに怒りを吐き出さずにいられなかった桃くんの気持ちがよくわかる。
それでも、彼は手を出すことは……犯人を殴りつけることはできなかった。
半面、自ら潤う為だけに、平気で他人を犠牲にしようとする人もいる。
コミカルなタイトルと愉快な登場人物たち。
けれども、そこで起こった事件の真相は、相変わらずヘビーだなぁ、と思います。
突き詰めて考えれば、類似した話が転がっていそうで、実際にあり得る感じが嫌。
服部くんの変態っぷりは、いっそアッパレ(笑)
そして、彼の愛犬のインパクトが強すぎましたww
動物園で働く方々の気の配り方は、自らの仕事でも見習いたいところです。
「もっとひどい何かが起こるまでは、自分の身は自分で守らなければならない」
仕方がない状況ではあるかもしれないけれども、
警察、なんとかならないの!?と思わずにはいられませんでした。
内容(「BOOK」データベースより)
県民マラソン大会のコースを駆け抜けてくるのは「ダチョウだって?」―そして発見された焼死体。捕獲したダチョウと被害者とをつなぐものとは?キリン飼育員・桃くんにツンデレ女王・鴇先生、変態(?!)・服部くん、アイドル飼育員・七森さんら、楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が活躍する動物園ミステリー第2弾!
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