きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「テロリストにも愛を」榎本憲男 (ハルキ文庫)
気づかないうちに相手の意図した方向へ誘導される思考の操作は恐ろしい。
明確な意図をもっていたずらに煽られる恐怖心も気に入らない。
物事を自分自身の目で見極めることは大切だけれども。
取り込んだ情報をしっかり精査できるかどうかが問題。
そして、立場が違えば見方が変わる。
自分の価値観だけで文化や思想の違う人たちの幸不幸を決めてしまってはいけない。
と、なかなか深いところに切り込んで考えさえられることも多々ありましたが。
一番強く思ったことは。
鴨下刑事は女子高生刑事・真理にひっかきまわされることなく、
恋人の愛里沙と安泰でいてほしいということなのでした。
日本的にはオッケーだったとしても。
彼に対する組織からの制裁はなかったのだろうか?
と、ちょっと気になった。
そんなに甘くないよね?
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