きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「三国志 9~軍市の星」北方謙三 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
どこまでも潔く真っ直ぐであったが故に、調略に掬われた星。
「帰還できず」
この言葉に号泣。
逢わせてあげたかった、と思うのは、私の感傷。
ああ、だけど。
一人で逝かせてほしくなかった。
張魯の呪縛からようやく解き放たれた張衛。
いっそ張魯を切ってしまえと何度も思ったけど、遅きに失したということはない。
張衛に対する張魯の言葉に私も切ってしまえという思いは失せた。
上立つ者はそれぞれの立場での苦悩がある。
漸く解放された力。
張衛と馬超は良いコンビだと思う。
雪原に散った血の花。
蜀にいる者たちの胸の内を思うと、心底やるせない。
馬超がスカールとイメージが被るんだよね。
必然的に馬綝とリー・ファ。
好きにならずにいられない。(笑)
基本的のは読了直後に感想打ち込む派だけど、
これ、直後に打ったら恐ろしく感情的な感想になりそうだったので、
ちょっとクールダウンしてみました。
響く本って、再読でも心乱されるんだよね。
わかってても涙出る。
で、わかっててもこんちくしょう!ってなる。
曹操が苛烈さを失ってしまったことがちょっと残念。
とはいえ、私は劉備にも曹操にも孫権にも。
魅力を感じているわけではないのよね。
孫権に至ってはこんちくしょう!って思ってるから。←冷静さ、どこ?
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