きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「傭兵の男が女神と呼ばれる世界 (3)」野原耳子 (アンダルシュノベルズ)
ラストは無難にまとめてきたなぁ、と思うものの、
そこまでに至るまでの展開は思った以上に壮大で、面白かった。
状況描写もさることながら、
「今」に至るまでの個々の心情や過去の経験等が丁寧に描かれていて、
納得したり理不尽を感じたり。
個々の抱えた問題を乗り越えた彼らの
人間的な成長が垣間見れたのも良かった。
根本的なところでは神の信託等々に左右される世界でありながら、
思い惑い、そして決断するのは人間である彼ら自身であったからこそ、
ハラハラドキドキしながら楽しく読了。
2/3が本編で、残り1/3はお遊び的な番外編。
個人的にはカプ固定じゃなきゃイヤ!というわけでもないけど、
IFストーリーをここに同録されると余韻ぶち壊しになるので、
これはなくてもよかった。
さすがに節操なさすぎ。
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