きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「僕ら星屑のダンス」 佐倉淳一(角川文庫)
【生きてりゃ、楽しいことだってあるんだ】
全体を通してお伽噺を読んでいるような気持ちになるのは、
出てくる人たちがみんな良い人だからなんだと思う。
そんないい人ばっかりなわけないじゃん、という思いがどこかにあるから、
素直に「良い話だったわー」と言えない自分が、なんだか寂しい。
でも、この話はそれでいい。
心の優しい人たちが、手を取り合って星屑のダンスを踊る。
誰かのために心を痛め、誰かのために涙を流す。
そして、みんなに「大好き」と、伝えることができる、とてもきれいな物語だ。
内容(「BOOK」データベースより)
借金で浜名湖に入水しようとしていた浅井久平は、同じく自殺を図る不思議な子どもヒカリと出会った。ヒカリは最先端科学センターから逃げ出してきた天才だという。半身半疑ながらも一緒に逃避行を始めた久平。一方、内閣官房から指令を受けた警察はヒカリの捜索を開始。だが、ヒカリはネットを駆使して逆にみずから誘拐を装い、100億円を要求した。果たしてヒカリたちは現金を奪取し、偽装誘拐を完遂できるのか?第30回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞受賞作。
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