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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「公安捜査 傾国」浜田文人(ハルキ文庫)



【人それぞれに環境が異なり、様々な感情を抱いて生きている】

久しぶりに新刊キター!と思ったら、キャー!!と叫んで次巻に続く…
夏予告、しっかり守ってください!

鹿取と蛍橋の、そりゃないでしょ!という
捜査における相変わらずの傍若無人っぷりはおいておくとして。
(この話好きなんだけど、この点だけはどうしても気になってしまう…)
警察組織の複雑さと面倒くささともどかしさが歯がゆくてやりきれない。
何故同じ組織の人間に潰されそうにならないといけないんだろうなぁと思うと
本当にいたたまれない。
三好さんの漢気とやさしさと懐の広さ。
もっと自分のことだけ考えてもいいのに……とやるせなくなるけど、
だからこその人望であり、だからこその結束力なんだろうなぁ。
とはいえ、三好組も相当な危機的状況下にあるので、そこは何とか危機回避してほしい。
でも最後の最後で「追え!」って……
わかるけど。そうする以外ないのは分かるけど。
もしここでもう一悶着起こしたら、嫌な予感しかしないよね。
今回は要が大人しかったので、次巻ではもうちょっとヤンチャ(笑)に活躍してくれることを
希望します。

内容(「BOOK」データベースより)

神奈川県警公安の螢橋政嗣は、警察庁警備局長の田中一朗の指示で、特捜班の一人として動いていた。公安事案の闇を暴いてきた螢橋は、巨大な警察利権と警察の正義の狭間で、田中の指示を完遂することだけを決意した。そのさなか、殺人の捜査で動いていた捜査一課の鹿取信介と一年半ぶりの再会を果たす。二人は、公安事案、殺人事案、それぞれの立場から真の敵に立ち向かっていく。書き下ろしで贈る、ファン待望の「公安捜査」シリーズ、ここに復活!

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