きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「公安捜査3 北の謀略」浜田文人(ハルキ文庫)
殺人事件の容疑者として身柄を拘束された鹿取。
蘇る過去の因縁。
要たちの心配を知りつつも、蛍橋と犯人を追う鹿取。
この二人の会話がなんだか軽妙でおもしろい。
そして散々振り回され、頬を膨らませて拗ねる36歳、児島要。
なんだかんだ可愛がられている様がおもしろい。
鹿取を拘束した神奈川県警の近藤と坂井。
蛍橋といがみ合いながらも、結果的には認め合う間柄がいいな、と思う。
事件よりも人と人のつながりを追うのが面白かった本巻。
一巻から引きずってきた政治家との攻防はここでひとまず一段落。
幕引きにはヴェールの向こう側にいた彼が表に出てきます。
因縁の相手を仕留めたのが渾身の頭突きだったことに吹きました。
いいね、その泥臭さ。
そして、田中さん……機龍警察の誰かさんと被るんだよね。
内容(「BOOK」データベースより)
鹿取刑事から呼び出された神奈川県警の公安刑事・螢橋政嗣は、鹿取の待つマンション近くで不審な人物をはねてしまうが、男は搬送先の病院から忽然と姿を消す。一方、鹿取は落ち合うことになっていたマンションの住人・佐藤友子殺しの被疑者として身柄を拘束されてしまう。鹿取は彼女の何を探っていたのか?そして姿を消した男と事件の関係とは?やがて事件の裏に、対北朝鮮利権に絡む売国的政治活動が浮かび上がってくるのだが…。好評の公安シリーズ第三弾。
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