きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「最愛のあなたへ 炎の蜃気楼 断章」桑原水菜 コバルト文庫
小百合姫と成政の悲恋。
かつての成政の苦悩に己の姿を重ねる直江。
ぶつけられる激情に戸惑いながらも、
まっすぐに向き合おうとする高耶。
真っ正直に吐き出した言葉は直江の胸を射抜き、
彼の仮面を剥がし取る。
潜んでいたのは、狂おしいほどの愛情と、引き裂かれそうな憎しみ。
ただ孤高に。
ただ正しく。
凛としてそこに在る存在を、ひたすらに、求めて。
「断章」という位置づけでありながら、「本編」である本巻。
一気に引きずり込まれます。
後半は中学時代の高耶と譲の物語。
人の強さって喧嘩の強さや腕力じゃないよなーと、しみじみと思い知らされる。
この巻まで一気に買って読んでドハマリし、あとは順次発刊待ち。
あいだあいだが本当に待ち遠しい作品でした。
内容(「BOOK」データベースより)
奈良の事件を解決し、かつての上杉家の古戦場を訪ねた高耶と直江。だが、そこでも闇戦国の怨将の陰謀が渦巻いていた。佐々成政を狙う早百合姫の秘密とは。「最愛のあなたへ」。母に去られ、酒乱の父に反発しながらグレていた中学時代の高耶。孤独な彼の心を救ったのは、そばにいる譲の存在だった。そんな時高耶が無実の罪に問われ。「凍てついた翼」。大人気「炎の蜃気楼」シリーズ番外編登場。
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