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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「初恋ソムリエ」初野晴(角川文庫)



【普門館は大事だと思う。
 でも、その後の人生のほうがもっと大事だ】

読後に胸の痛みが残る本。
でも、その痛みは決して不快なものではなく、
この物語に出てくる人たちのやさしさや思いやり、
そして抱えてきた傷に触れたような気持ちになる。
ずっとその余韻に浸っていたくなる。
そんなやわらかな痛みだ。
これは、誰かが誰かを思いやる物語だと思う。
誰かが抱えた悩みをみんなで一生懸命解決しながらも、
吹奏楽ときちんと向き合い、腕を上げていくことも忘れない。
要所要所を大人がきちんと手助けしてあげているところも好印象。
ものすごく好きなシリーズになりつつある。
未だ語られていないハルタの事情や、草壁先生の過去がとても気になります。


内容(「BOOK」データベースより)

廃部寸前の弱小吹奏楽部を立て直し、普門館を目指す高校2年生の穂村チカと上条ハルタ。吹奏楽経験者たちに起きた謎を解決し入部させることに成功していた2人だったが、音楽エリートの芹澤直子には断られ続けていた。ある時、芹澤の伯母が高校にやって来た。「初恋研究会」なる部に招待されたのだという。やがて伯母の初恋に秘められた、40年前のある事件が浮かび上がり…(表題作より)。『退出ゲーム』に続く“ハルチカ”シリーズ第2弾。

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