「一人の中には宇宙に匹敵するほどの世界が広がっている」
ものすごく深い言葉で、真理だなーと思いました。
憲人の告白に対する返事がすぐにもらえるかと思って読み始めた13巻。
葉月の想いと彼女の過去に何かがあることを匂わせつつ、明確な答えを得られないまま次巻へ。
城跡を訪れたり、ロープウェーに乗ったり、プラネタリウムに行ってみたり。
得られない答えにやきもきするのではなく、
葉月のことを思いながら静かに流れていく時間を憲人と共有するのも
なんだかわるくないなぁ、と思える優しい内容でした。
紙面から伝わる日本の伝統芸能の凛とした美しさには吐息が零れます。
兵庫県を訪ねてみたい想いに駆られながら、次巻を待ちます。
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