きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「始まりのエデン 新たなる神話へ」榎田尤利 (講談社X文庫 ホワイトハート)
それは不可避だとわかっていたから。
ずっとずっと胸が苦しかったけど。
その瞬間には悲しみと、そして安堵で落涙。
彼がひとりではなかったから。
孤独ではなかったから。
そのことがとてもうれしくて哀しい。
人の強さ、弱さ、ずるさ、愛情深さ。
色々な想いが詰め込まれていて、彼らの一言や行為が胸に刺さった。
全巻を通して教えられたのは「世界を変えたいのなら、まず変わるのは自分」ということ。
他者に責任と行動を委ねるのではなく、自らの手で未来を勝ち取るべきなのだと。
彼らは行動で示してくれた。
一つの戦いの終りは、新しい困難の始まり。
だけど、彼らは乗り越えていくだろう。
クリスマスや誕生日に「何が欲しい?」と聞くと必ず「本!」と答える姪っ子ちゃん。
この作品はいつか、彼女にも読んでもらいたい。
私の本棚は中学時代から集め続けた本がどっさりみっしり詰まっているので、
(何度も整理しているから残っているのはお気に入りばっかり)
彼女の年代に応じてその本たちを読んでいってもらいたいなーと思っているのです。
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